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トップコートの使い方と効果
水などでシミになりやすい革、特にヴィトンのヌメ革などをトップコートで撥水コートティングしてシミを作らない方法の説明。
参照YouTubeはトップコートのかけ方を詳しく説明されており、ヴィトンのヌメ革を使用してコートティングスプレーのかけ方、かける方向、革からの距離、かける回数、ドライヤーなどで乾かす頻度など、とても詳しい説明でトップコートの使用法を説明した動画内容になっている。
トップコートの使い方と効果
リペア動画で3つ目に見たのがこれ。革修復どっとコムの「ヴィトンぬめ革、トップコートで雨に強く撥水効果」だ。
革修復どっとコムはYouTubeに公式チャンネルを用意している。革修復どっとコム YouTubeチャンネル
ヴィトンぬめ革、トップコートで雨に強く撥水効果。YouTube 9分26秒
動画で紹介されているアイテム
この動画で紹介されているアイテムは、フェニックスプロの艶消し、艶出し、艶ナチュラルのトップコート3種類。
フェニックスプロの公式サイト フェニックスプロ 【用途】色留・トップコート
フェニックスプロのサイトで早速確認すると、艶ナチュラルが見当たらない。YouTubeの1分17秒前後の艶ナチュラルのスプレー缶のデザインから、トップコートスプレー(油性)のことを艶ナチュラルと呼んでいるようだ。
最低限必要そうなアイテムとして以下の3点で合計8,250円(税込)が初期投資になる。
他にもタックストップスプレー(ベタツキ甦生剤)、タックストップアンダーコート(ベタ止め強化剤)、エナメルコートスプレーが使えそうだ。
動画のトップコートの工程
動画のリペアの工程は以下のとおり。
- 1分30秒~2分10秒
ヴィトンのヌメ革が水が付くとシミになる説明と実演で、実際にシミになる状態がよくわかる。
- 2分22秒~7分35秒
スプレーのかけ方の説明。およそ20センチくらいの距離で右→左、左→右のように往復しながら、一定方向、徐々に下から上に上げていく感じで均一にゆっくりスプレーしていく。
このとき、常に20センチのくらいの距離を保つ。
左右の往復を下から上へ合計3回繰り返したらドライヤーなどで乾かす。乾かすときも20センチくらいの距離を保ち、スプレーと同様のやり方で乾かす。同じところにドライヤーをあてると焦げるので注意する。
完全に乾いたら再度同じ方法でスプレーを2~3回繰り返す。少し色が濃くなることもあるが、乾燥させれば色は元の色に戻る。
更に撥水効果を得たい場合は、同様の方法を繰り返しても大丈夫。動画ではヒーターのドライヤーを使用しているが一般的なドライヤーでも問題なし。
トップコートをかけても質感が変わったるする心配はない。
スプレーのかけ方は上述したかけ方を守る。一部だけベタっとかけるとムラになってしまうので注意。スプレー中、手を止めるとベタっとかかってしまいムラになるので必ず均一に動かしながらスプレーする。
- 7分44秒~8分25秒
シンナーが配合されているので中毒になるので屋外でスプレーすること。工場のような大きな換気扇があるところは室内でスプレーしても問題なし。
- 8分25秒~9分3秒
トップコートをしたヌメ革に黒く着色された水をたらすが、完全にはじいている。
- 9分3秒~9分23秒
トップコートで撥水処理を出来ない素材もある。エナメル、クロコダイル。
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